中尾幸世さんの朗読をインターネットにて、公開できればいいなぁ・・・、などと思っています、もっとも、思っているだけで、なんの活動も、働きかけもしてはおりませんし、第一、私はそういう立場にもおりません。

とりあえずは、頭の中のことを、整理すためにも、ここに少し書いておくのも楽しいかもしれませんし、この文章がそういう立場の人達の少しはお役にたったりするかもしれません。

さて、朗読会に出かけまして、複数で聴く朗読と、インターネットにて、あなたさまのパソコンやスマートフォンを利用して、一人で聴く朗読とは、同じ朗読といいましても、少し違うのではないかな、などと思います。

インターネットで聴く朗読は、パソコンの、スマートフォンの前にいるあなたさまに向けての、擬似的一対一の朗読であるのではないかなと思います。
例えば、夜、寝る前のほんのひと時、疲れた心を眠りに誘う静かな言葉の連なり、不安に押しつぶされ、ささくれだった心にやさしく手を添えてくれるような、そういう朗読であるのが良いのではなどと思います。

神谷美恵子日記


どういう文章ならば、疲れた心に優しい手を差し伸べ得るかと考えますと、例えば過去の楽しかった頃を思い出させる、童心を思い起こさせるものが良いかと申しますと、それもありかとは思いますが、もう一つ、未来を語るのもありではないか、経験していない未来という枠組みは、時として、不安や恐怖もあるかもしれない、戸惑い、往く道に悩むこともあるでしょう。
そんな未来に対し、決意を持って歩んでいくという姿は聴く人の心にどんな働きかけをするでしょうか。
それを思いました時、『神谷美恵子日記』、を
つづく